経路検索は一般に木構造の深くまで探索するする必要があります。そのため，探索の計算量が大きくなってしまいます。この問題に対して，これまで研究（DXR，SAIL，DIR-24-8-BASICなど）では，IPアドレスの先頭数ビットのアドレス空間については配列を使いO(1)で検索するようにしています。Poptrieでもこれらの研究と同様に，下図の通り，先頭sビットのアドレス空間を配列に展開し，そこからPoptrieの多分木構造を探索するようにします。先頭sビットで転送先が決定できる場合については，leaf nodeへの直接のポインタ（インデックス）を解決できるように，フラグにより管理しています。